部屋が片付かない人必見!これだけで変わる!あなたの整理整頓能力

「自分は整理整頓が苦手だ・・・」、「この片付けベタは直らないだろうな・・・」と思っている方は多いのではないでしょうか。
ダイエットもが続かないのも同じですが、人間は自分自身のことについては、なかなか頑張れないものです。
自分を変えることができるのは自分しかいないとわかっている反面、それと表裏一体となってつきまとう気持ちは、自分のことだから「これができなくても他人に迷惑をかけるわけじゃないし・・・」とか「今じゃなくてもいつでもできるな」というように考えや行動力が甘くなってしまうというような心理です。言い方を変えれば“困るのは自分だけ”という時に“自分さえ我慢すればいいや”という風に気持ちを変換してしまうのです。
しかし、逆の発想をしてみると、人間は「誰かのためなら頑張れる」ものなのです。また、誰かがからんでいれば、少しぐらい無理してだって頑張ることができます。
では、初めの話に戻りますが・・・「整理整頓」は自分のためにするものなのでしょうか。
整理整頓ができない原因
一見「整理整頓ができない」というのは、自分の性格や内面のことのように見えることですが、その整理整頓ができていない場所は本当に自分ひとりだけの世界の話でしょうか。
例えば、家の中。家族がいませんか?一人暮らしだとしても、誰も家に遊びに来ませんか?
職場の机。その職場には一緒に働く同僚、上司、部下がいませんか?また、来客はありませんか?
片付けられない物は全て自分が買ったものですか?それとももらったものがありますか?もらったものがあるとすれば、そのくれた人の気持ちまでもがぐちゃぐちゃになってしまっていることになりませんか?
そうです。あなたの「整理整頓ができない」というのは自分ひとりの問題ではないのです。あなたには色んな人が関わっていて、色んな人に囲まれているのです。
整理整頓ができるようになるためには
上述したように、あなたの整理整頓すべき場所にはあなたに関わっている人に囲まれている場合がほとんどです。
家の中に家族がいるのであれば、あなたの身の回りの整理整頓は、家族ぐるみの問題です。家族みんなの家ですから、住みよい環境を作ることはあなたひとりの問題ではありません。友達が遊びに来るのであれば、家に入れる友達はきっとあなたにとって大切な人でしょう。整理整頓した居心地の良い空間で迎えるべき相手です。ですから、整理整頓することはあなた一人の問題ではありません。
職場には仕事仲間がいて、あなたの身の回りの整理整頓は、一緒にタッグを組んで働く仕事仲間と良い仕事をするための環境作りとなります。あなただけの問題ではありません。
もらったものを大切にすること(またはいただいたことに感謝しその相手を大切に思いながら手放すことも含めて)は、あなたの気持ちの整理になるだけでなく、相手をより一層大切に思うことができ、相手もまた、そんなあなたに感謝の気持ちを持ってくれるはずです。
自分に関わっている人のために整理整頓
自分の部屋や家が片付いていて、いつでも子供と遊べる空間や環境があったり、夫婦で落ち着いてお茶でも飲みながらゆっくりと会話する空間ができていたり、心癒される場所にすることは家族にとってとても良いことです。また、友達を呼ぶときにその場しのぎで片付けるのではなく、「いつでも待ってるからおいで」と言える場所にしておくことは、部屋だけでなく心にも余裕のある環境となります。
職場の机の上が片付いていて、やるべき仕事の見通しが立っている相手とは円滑に気持ちよく仕事ができます。必要な書類が机の上に埋もれていて、ましてやそれが相手が用意してくれた資料などであれば、「この人と仕事したくないな」、「この人とタッグを組んで大丈夫かな」、「失礼な人だな」と思われてもおかしくはないのです。
物を大切にしていることがわかれば、物だけでなく人にだって愛情や愛着がわいてきます。そしてまた、そんなあなたには素敵な贈り物をしてもらえたりするのです。
このように「自分のため」ではなく自分に関わっている「相手のため」に整理整頓しようと思えば、言い方を変えれば「整理整頓は自分のために存在するのではなく、相手のために存在するものなのだ」と認識すれば、整理整頓能力の問題ではなく、整理整頓しようと思う心が変わってできるようになるはずです。
いかがでしたか?
最後に忘れてはならないのは、結局「相手のため」にやっていたことが、また回り回って「自分のため」になってくるということですよ。